株歴30年生の雑感ブログ

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今日は七夕、でも天の川は見れなそう

こんにちは

 

今日は7月7日(日)、七夕です。でも、あいにくのお天気で天の川は見れそうにありません。普段夜空を見上げる事なんてないくせに、見れないと言われると何故か見れないのが惜しまれる。実際、天の川はどの方向に見えるかも知らないのにね。

それにしても雨が続きますね。梅雨だから雨が降って当然と言えばそうなんですが、晴れ間がないとこれまたカラッと晴れた日が欲しくなる。

人間は無いものねだりなんですねぇ(私だけか・・・)

そう言えば今日は日本プロゴルフ選手権ですね。今朝6時からスタートして、36ホールやるんですから選手は大変だ。石川遼君がトップにいましたけど、優勝する姿を最近は見れてません。十代であれだけの活躍をした選手ですが米国で挑戦しておかしくなってしまいました。当初遼君の活躍が凄くて、こんな若者が出て来たんだなぁと感心しきりでした。他の選手は何やってんだと思ってましたが、今となっては遼君の優勝を見たくなります。

これも無いものねだり??

取り敢えず健闘を祈ります。

 

さてないものねだりと言えば、一向に上がる気配のない日本株です。

こっちの方が余程心配です。

米国は幕閣ですが、欧州でさえ日本よりはまだ株式市場はマシですよ。

日経平均株価はいつから22000円が天井になったんですかね?

一言で言えばやる気ないっすよね~

 

敢えて振り返ってみると、日経平均がITバブル以降20000円を付けたのは2015年まで待たないとなりませんでした。その間約14年余り、20000円は目標であっても到達はしなかった数字なんですよね。

では2015年は何故その20000円を回復できたんでしょう?

ご記憶の方も多いと思いますが、2012年に旧民主党政権から安倍政権に政権交代し、自民党が与党に返り咲きました。この時に早くも安倍首相は株高・円安を標榜していました。そして実際に日銀総裁に現総裁の黒田氏を持ってきて量的緩和に踏み切らせたわけです。

世界はこの時すでにリーマンショック対策でFRBそして遅れてECBも量的緩和に踏み切っていましたね。リーマン後、株価が最安値を付けたのが2009年だったので旧民主党が政権を獲った時でした。その当時自民党政権は様々な不手際などが続き首相がコロコロ変わる酷い状況でした。バブル崩壊から短命なITバブルはあったもののその後も一向に景気そのものが良くならなかったからです。

国民が自民党にNOを突き付けたわけですが、結果的に旧民主党は何も出来ず、国民から大きく失望されたわけです。

少し話が逸れましたが、そんなこんなで安倍政権が再度立ち上がったわけですが、黒田総裁と二人三脚で量的緩和策から株価が大きく立ち上がり一気に安値から倍になったんです。

ほぼ同時に為替も円安になります。2011年3月、思い出したくもない東日本大震災があった年です。その時、もっと思い出したくないのが、あれだけの大災害があったにも関わらず、円は安くなるどころかかえって円高に振れたんです。その当時、純粋に信じられなかった事をまだ覚えています。

つまり、2012年はアベノミクスがスタートした年であり、株と為替が大きく動き出した年だったわけです。しかし、事は簡単ではありません。そう、消費税が5%から8%へ上がったんです。あと世界的にはバーナンキ議長(当時)が金利を上げてみよっかな~なんてつぶやいちゃったのがサプライズになっちゃって世界的に株価が調整してしまったんですよね。消費税と世界的株価下落の両方が要因だと思ってるんですが、二度目の量的緩和、しかもサプライズで発表したんでしたよね。それでまた株価が急上昇したんです。そしてやっと日経平均が20000円を回復するに至るわけですね。

結局回復はしたものの翌年は年始早々からチャイナショックで暴落するんですが金利をマイナスにするという日銀の政策により株価はまた回復を見せます。その後については英国のブレグジットトランプ大統領誕生などで上げ下げを繰り返して行くんですが、日経平均株価が20000円台をキープできるようになったのは2017年の夏ころからだったと思います。

長くなりましたが、日経平均は昨年10月の24000円台を高値にその後は調整となり、たかだか24000円という値段さえ抜けられないという体たらくとなってます。

これらの変遷を振り返ってみますと、安倍政権が金利の低め誘導してくれて、株と為替は国際的に見て釣り合うレベルまでは戻すことに成功したと言っていいんじゃないかと思います。

しかし、そこから更に一段上に行くためのビジョンが見えない事が上がらない原因なのかなと思っています。むしろ逆に、消費税や年金、少子化、などネガティブな材料に押されている感が強い事に加え、これから世界的に発展すると言われる5GやIOTなどの次世代技術などで、世界的な地位が高くない事も積極的に買われない原因なのかなと思います。もちろん、各技術分野で優位性のあるものもあるんでしょうが、以前に比べると日本の技術がそれ程までには評価されてないのかなって思わされるような株価だと言う事です。

 

今月は選挙もあります。

来年は米国大統領選挙と東京オリンピックもあります。

日本株がどう動いていけるか考えないといけませんが、不確実性が高い現代において、イニシアチブの無い国がどう渡り歩くのか心配でなりません。

株式市場はとっくの昔に主導権を外人投資家に持って行かれています。日本国の株式市場であるにも関わらず、売買代金の6~7割が外国人と言う情けない状況です。実はこれが日本と言う国をよく現しているのかもしれません。

明日はどう動くかまだ分かりませんが、明るく堅調に上昇するような想定はできませんよね。やはり先週から申し上げている通り、個別株の動きをよく見て無理をせずといったスタンスで臨むしかないでしょう。

でもここ何年かの相場の変遷を振り返っておくことは、無駄ではないと思いましたので、長文になりましたが思い出してみました。

参考になれば幸いです、が、情報の正確性は保証いたしかねますのであしからず。

明日も元気で頑張ろう!