おはようございます
松山選手、2日目1オーバーで後退。
ちょっと残念でしたが、まだ2日間あります。
あなたは出来ます!必ず勝てます!応援してます!
NY株式は若干安で終わりました。
でも取引開始から下げて一時232ドル安までありました。
NYダウ -43.88 26922.12
NASDAQ -8.44 8161.79
S&P500 -5.41 2990.41
VIX指数 +0.71 13.28
原油 +0.39 57.73
為替 +0.71 108.47
NYは高値更新した後雇用統計の発表でした。
6月は前の月と比べて224000人増加しました。これは市場予想を上回る数字です。
5月の数字が72000人増だったことを見ても明らかな増加になっています。
一見すると素晴らしい数字です。しかし、株価は真逆にも下落しました。
何故でしょう?なんて聞く必要もないですね。トランプ大統領が異例とも言える利下げ要請をFRBに対して行っています。雇用が良いという事は景気が良いという事ですから、これまでのFRBの政策スタンスに変化が生まれる可能性が出て来たからです。結局、金利を低い状態でいさせることで景気悪化させないという大統領の強い意志を感じるわけですが、FRBとしては景気が強いのに金利を下げたままでいる事は理に適わない事になるわけです。はっきり言えばFRBは合理的な判断をしない事になり、米国や米国民に対し誠実でない事に繋がります。これまで各国にある中央銀行の中でも取り分け別格に見られていたのは、FRBの判断に間違いはないという一種のリスペクトとも言える威厳があったからです。よく言われますが、辛口の評論家やマスコミもFRBだけは貶さないと言われてます。
そのFRBに口を出すトランプ大統領はやはりやり過ぎ感はあるものの、今のところ実際の株価や景気は好調さを保っています。また、対中政策はトランプ氏でないと出来ない事だったとも思います。功罪両面あるんでしょうが、世界的には中国の覇権主義をまともに食い止めることができる人物として評価は高くて良いと思っています。
トランプ大統領の話はそれくらいにして、米10年国債は前日の1.949%から2.037%と上昇しました。雇用統計が予想をはるかに上回る数字だったので当然と言えば当然ですね。今月末に開かれるFOMCでは最大で0.5%程度、普通で0.25%のFFレート下方誘導が有力とされていました。多分0.25%は最低限引き下げられると思います。NY株式市場も最高値を更新した要因の1つはこの0.25%は最低幅として織り込んだ結果であり、ややもすると0.5%もあり得るかという期待もあったかもしれません。
そんな中明らかに予想以上の数字だった今回の雇用統計はちょっと意表を突かれたんだと思います。なんだか絶妙と言うか、何と言うか、高値更新はしました、でも重要指標がこれまた良い数字。面白いですね人間のやることは。こなると、昨晩の株価の動きを解釈すると、最初は雇用統計の余りの数字に市場がびっくりして一旦利益確定も含めて売りが嵩んだ。しかし、200ドル以上ダウが下がって利益確定の売りが一巡すると、さてこのまま下げていくのか、それとも適当に下げたら調整完了で買い場となるのか、と考えたと思います。結果はこの後もの凄く戻すんですが、トランプ大統領の発言やこれまでのFRBの姿勢から、市場はまだ低金利状態はしばらく継続すると見て、買いに走ったんでしょう。相場が右肩上がりの時ってそうなるパターンは多いですよね。
この土日に世界で何が起こるか分かりませんが、このまま行くと来週は高値をさらに更新していく週になるでしょうね。イベントとしては、米国は物価系の統計、中国は6月の貿易収支が出ますね。また、来週末はオプションのSQもあります。ありますが、また雇用統計並みにサプライズな数値にならなければ大きな変動要因とはならないと思いますので、米国市場は基本強気で良いのではと思います。
問題は日本株ですよ。
どうします?
CME、下がってます、70~80円。
来週は機械受注、景気ウォッチャー、工作機械受注など週前半に発表があります。
さらにご存知選挙期間です。消費税や対韓国政策など色々と取りざたされます。
株は米国を他所にほったらかしになりそうな気がします。
細々とやるしかないんじゃないでしょうか?
こうなると値動きのある、裏返すとリスクのある銘柄に挑むようになってきますね。
取り敢えず土日になりました。少しリフレッシュしながら来週についてまた考えて行きたいと思います。